親元を離れアパートに一人暮らしを始めてみるとガス代が高いと悩んでいませんか。
おこづかいや給料も少ないためなるべくガスを使わないように節約していても高い請求書が届く。。。
そんな悩みを解決します。
こちらの記事でアパートの一人暮らしの方がプロパンガス料金が高い原因について解説します。一人暮らしのガス代のどれくらいかかるかチェックしてください。
一人暮らしでガス代が高いと感じたら原因を調査しましょう。
一人暮らしのガス代が高い原因
一人暮らしのガス代が高い原因は、2つしかありません。
- 給湯器の使い方
- 単価が高い
プロパンガスをたくさん消費する給湯器の使い方を見直すことでガスの使用量は大幅に減ります。
また、賃貸物件のアパートは、戸建てよりもガスの単価が高いことが多いです。
なるべく節約してガス使用量が少なくなるように努力してもアパートに住む方は利用料金が高くなる傾向にあります。
給湯器の使い方が悪い
家庭のガス機器の中で冷たいお水からお湯に沸かす給湯器が1番プロパンガスを消費します。
給湯器の使い方を見直してみましょう。
- 毎日お風呂にお湯をためる
- シャワーの時間が長い
- お湯で手洗いする
- お湯でお皿洗いする
一人暮らしを始めてもお風呂を毎日沸かす方は、ガス代が高くなるので注意が必要です。
各シーンで給湯器がどれくらいガスを消費しているか確認してみましょう。
毎日お風呂にお湯をためる
お風呂のガス代は1回あたりどれくらいかかるのか計算してみました。
プロパンガスの場合:74.25円
水を温めてお湯をわかす給湯式、一般的な一人暮らし用の浴槽約180Lに20℃の水を42℃まで温めたお湯ためたと仮定し計算しました。
プロパンガス代=お湯から水の温度差(42℃-20℃)×200(L)×90%÷発熱量24,000kcal/㎥(kcal/㎥)×ガス料金は、東京都内アパート1㎥あたりの従量単価の平均500円/㎥で計算。
※ガスのエネルギーを内10%を熱ロスとして考慮しています。
お風呂のガス代は1回あたり74円ほどかかるため毎日お風呂にお湯をためたら2200円もガス代かかってしまいます。
お風呂沸かしたあとにすぐに入らず保温する時間が長かったり追い炊きをしたり設定温度を上げるとさらにガス代が高くなります。
シャワーの時間が長い
お風呂のシャワーのガス代は、1回あたりどれくらいかかるのか計算してみました。
プロパンガスの場合:
シャワーのガス使用量=お風呂のシャワーの水量平均12L/min×お湯から水の温度差(40℃-20℃)÷熱効率90%÷発熱量24,000kcal/㎥(kcal/㎥)で計算。
※ガスの使用量は、0.011m³です。
東京都内アパート1㎥あたりの従量単価の平均500円/㎥をかけると5.55円となりました。
10分シャワーを使い続けると55.5円。毎日10分間シャワーを使いお湯を出し続けると1ヶ月間で1665円になります。。。
シャワーの時間が長いほど、水の出る量が多いほどガス代が高くなりますね。
節水型のシャワーヘッドに切り替えたり、お湯を使わない時は蛇口を止めて節約しましょう。
お湯で手洗いする
寒い時期は、お湯で手を洗いたくなるものです。
アパートの給湯器は、古い機種が設置されている場合がありお湯が出るまで時間がかかることもあります。
手洗いする時間とあなたのアパートの給湯器からお湯が出る時間を比較してください。
冷たい水のままで手洗いが終わってしまうならプロパンガスのムダに消費しているので注意してください。
お湯でお皿洗いする
洗い物する時は、汚れが落ちやすいお湯を使いたくなりますね。
水量とお湯を使っている時間だけガスを消費します。
油汚れはクッキングペーパーでふき取る。お皿を洗っている時はお湯を出しっぱなしにしない。など工夫してお湯でお皿洗いする時間を短くしましょう。
単価が高い
一人暮らしの方は、賃貸物件のアパートに住む方が多いですね。
アパートの大家さんは、配管工事などの設備投資費用がかかる都市ガスより配管設備や取付工事費をお客様の代わりにガス会社が一時負担してくれるプロパンガスを設置することが多いです。
戸建ての場合は、家主にこの配管設備や取付工事費用を利益調整金として15~20年かけて償却しますがアパートの場合は住んでいる方がすぐに引っ越しする可能性があるため配管設備や取付工事費用の請求ができません。
オーナーの負担を抑えるために配管設備や取付工事費用の利益調整分をアパートを賃貸している方の単価に上乗せしているためガス料金が高くなってしまいます。
平均相場より高い原因は?
ガスのエネルギーをたくさん消費するお風呂やキッチンの給湯器の使い方を見直し節約を続けていても。。。
アパート一人暮らしの平均相場より高いことがあります。
原因は、2つ考えられます。
ガス漏れしている
毎月届くプロパンガスの利用金額を内訳をみてガスの使用量(前回指針と今回指針の差)を確認してください。
ゴールデンウィークや夏休み、年末など実家に帰省してガスをあまり使ってないはずなのにガス使用量が多い時はガス漏れしている可能性があります。
賃貸住宅の給湯器やガスコンロは古い機種の場合が多くメンテナンスもされてないこともありゴムホースに亀裂があったり各バルブが緩んでいることがあります。
ガス警報器が設置されていないアパートでは、ガスメーターが赤く点滅しているかで異常の判断ができます。
管理会社を通してガス会社に連絡し確認してもらいましょう。
ガス会社が単価を高く設定している
オーナーは、ガス料金(基本料、従量単価、手数料)の相場について知らない、調べようとしない方がいるのも事実です。
アパートは、ガスの単価が高いけどガス会社の切り替えが難しいというイメージもあってガス会社が単価を相場よりも高く設定している場合があります。
プロパンガス料金は、各会社が自由に設定できるし単価の値上げの通知をしなくてもよいことになっているので異常に高い場合があります。
おかしいと感じたらガス会社比較してみることおすすめします。