家庭でガスコンロを使って毎日お湯を沸かす方、料理をする方ガス代気になりますよね。あなたは、火力別のコンロのガス代どれくらいかかると思いますか?
今回は、一般的なガスコンロの火力別の性能と使用時間、発熱量、ガス料金で計算。
火力別のガス代を求めて比較してみました。実際に確認していきましょう。
コンロのガス代の計算方法
プロパンガスを使ったコンロのガス代の計算方法を説明します。
ガスコンロの性能を発熱量に単位換算(1kW=3.6MJ/h)しガスの発熱量99MJ/㎥※で割って出た数値にガス料金※をかけると1時間あたりの料金がわかります。
※プロパンガスで99MJ/㎥(24,000kcal)
家庭のガスコンロの強火、中火、弱火それぞれの出力から1時間あたりにかかるガス代を計算してみましょう。
※ガス料金は、東京のプロパンガス代の平均単価500円で計算しました。
最大出力2.97kWのガスコンロを1時間使った時のプロパンガス代
- 強火:2.97(kW)×3.6(MJ/h)×1(h)÷99(MJ/㎥)×500(円/㎥)=約54円
- 中火:1.68(kW)×3.6(MJ/h)×1(h)÷99(MJ/㎥)×500(円/㎥)=約30.5円
- 弱火:0.38(kW)×3.6(MJ/h)×1(h)÷99(MJ/㎥)×500(円/㎥)=約6.9円
火力 | 出力 | 1時間あたりのガス代 | 毎日2時間、1ヶ月使用した場合のガス代 |
弱火 | 0.38kW | 約54円 | 54円×2時間×30日=3240円 |
中火 | 1.68kW | 約30.5円 | 30.5円×2時間×30日=1830円 |
弱火 | 0.38kW | 約6.9円 | 6.9円×2時間×30日=414円 |
コンロのガス代を安くする方法比較
ガス代の計算式よりコンロのガス代を安くする方法は、以下の3つです。
- 性能のいいコンロへ買い替え
- 調理時間を短くする
- 単価を下げる
コストをかけずにすぐに実践できるガス代の節約方法を確認していきましょう。
ガスコンロを買い替えした場合
ガスコンロを買い替えすると。。。
リンナイの安価モデル「KG35NBKL」なら約1,5000円。パロマの人気モデル「Brillio PD-721WS-60CV」では約5,5000円。リンナイのハイスペックモデル「デリシア RHS31W31E13RCSTW」だと約14,5000円。
※2022年ガスコンロ人気売れ筋商品の最安値価格。
ガスコンロの安価モデルを購入した場合でも、1,5000円の出費があり取付費用の工賃を含めると20,000円以上かかってしまいます。
性能のいいコンロへ買い替える費用対効果は少ないでしょう。
調理時間を短くする方法
コンロを強火にすれば火力は強くなるけどその分ガス代がかかってしまいます。
フライパンや鍋にあたる火の様子、火加減を調整して調理時間を短くするとガス代が安くなります。
強火から中火に変えるだけでガス代のムダ使いを防ぎ調理時間も短くできるので試してみてください。
強火の特徴

強火は、食材を短い時間で炒めることができますがフライパンや鍋を置いたまま調理すると炎の先端がはみ出てしまいガスをムダに消費します。
強火は、中華料理店の厨房のような強い火力で一気に熱を加えることができるためガス代を気にせず本格的な料理を楽しみたい方におすすめです。
野菜炒めがシャキシャキした食感に。チャーハンはパラっと仕上がります。
家庭用ガステーブル最大の火力、ガス代を気にせず料理をとことん楽しみたい方は「Vamo.(バーモ)」がおすすめです。
火が回るのが早いため同じ焼き加減になるまでフライパンを持ち上げながら手首を返すと調理時間を短くすることができます。
中火の特徴

火力は、強火より弱くなりますが火力の温度が一番高いガスコンロの火の先端がフライパンや鍋に直接あたる中火が最もガスをムダなく使えます。
調理する時間に差がないためその分ガス代が安くすることができます。
揚げ物や、麺類をゆでるとき、肉や野菜を炒める時、魚を焼くときなど幅広い調理に適しています。
弱火の特徴

弱火は、ガスの消費自体は少ないけど食材に火を通すのが難しいです。
中火で食材に火を通したあとに煮物を煮るときやカレーやシチューなどじっくりコトコトと温めるときに適しています。
強火から中火、弱火に変えてコンロのガス代節約
毎日2時間、1ヶ月間、強火から中火を2/3、弱火を1/3の割合に変えると。。。
- 中火:1830円÷3×2=1220円
- 弱火:414円÷3×2=276円
- 中火、弱火の火力を併用:1220円+276円=1496円
いままでガスコンロを強火に設定して調理していた方は、中火に変えて食材に火が通ったらフタをして弱火にするとコンロのガス代が節約できます。ぜひ、試してください
単価を下げる方法
プロパンガスは平成9年に自由化されましたが、ガス料金(基本料、従量単価、手数料)は依然高いままとなっています。
ガスを利用する方の知識不足で1度契約したら変更はできないと思い込んでいる方が多いのが実情です。
単価を下げる方法は、エネピやガス屋の窓口などの切り替えサービスを利用することです。
あなたの住むエリアのガス料金の相場、適正価格を確認してみましょう。
無料で各社のガス料金(基本料金、従量単価)を一括比較できるため今より安いプロパンガスを供給するガス会社見つけることができます。