国土交通省は、2017年度の宅配便取扱個数は42億5100万個だったと発表しました。10年前の2008年では32.1億個でした。Amazonや楽天市場など利用者が増えていることから宅配の需要が増え配送ドライバーが不足になっています。
宅配クライシスという言葉をよくテレビやネットで取り上げるほど大きな社会問題になっています。
マンションに住んでいる方なら宅配ボックスがありセキュリティー面を考えれば一番いいのですが戸建てや賃貸のアパートに住んでいる方だと置けない方も多いはず。
宅配ドライバーの人手不足の問題が深刻になっている今再配達をお願いするのは申し訳ない。。。
日本郵便とAmazonで本格的に導入を進めている車庫や玄関のなどの指定場所に配達をお願いする置き配バッグのOKIPPAが話題になっています。
宅配クライシスの社会問題解決策の1つ置き配バッグのOKIPPAの実力と今後の課題についてレビューします。
置き配バッグOKIPPAとは
日本郵便の実証実験で大きな成果を上げたのが『置き配バックのOKIPPA』です。10万個が無償配布され、今では発売から1年で13万個も売れているヒット商品となりました。
使い方は、とても簡単でAmazon等で商品を購入する際に『置き配』の指定をしてバッグを玄関などに掛けておくだけでいいんです。
玄関の前に宅配ボックスを設置するには、戸建て住宅でしか出来ないこと。※賃貸のアパートなどでは設置の許可が必要だったりアンカーボルトを打てないので固定が出来ないこと。また設置費用も高いのが悩みでした。
置き配バッグOKIPPAならバックを建物に固定する専用のロックとバッグのファスナーを開けられないようにする南京錠がセットになっており中身を盗むにはバッグをはさみやカッターで切り裂くしかなく盗難の心配も少ないのがメリットです。
急な予定が入ってしまい配達していただく時間に帰宅できなくなった。入浴中や起きたばかりでパジャマのままで商品の受け取りに対応できない。女性の一人暮らしで対面で受取したくない方などにOKIPPAがあれば荷物の受け取り可能というメリットがあります。
すべてセットで1万円以下とコスパも高く不在時に荷物が届いても再配達の依頼をする必要がないのもメリットです。
置き配バックOKIPPAが使える通販サイト
置き配バックOKIPPAを購入し利用したいけど対応している通販サイトが少ないならメリットがありません。
2019年11月時点では、以下の通販サイトで使えます。
- Amazon
- 楽天市場
- ZOZOTAWN
- ユニクロ
- FANCL
- ビジョナリー・カンパニー
- Fabia
- ヨドバシ・ドット・コム
大手通販サイトのAmazonや楽天市場だけでなくファッション関係やコスメ、家電などOKIPPAを利用できる通販サイトが増えています。
いつもよく利用している通販サイトが置き配バッグ対応しているなら再配達の悩みが解決されるので試してみる価値があると思います。
オキッパの専用アプリ
Yper株式会社が提供している無料の荷物管理OKIPPAアプリを利用すれば荷物の追跡と再配達の依頼も出来ます。対応している通販サイトの配達状況を一元管理できるメリットがあります。
外出中で荷物が届き宅配完了になった場合、通知でお知らせしてくれます。
置き配バッグOKIPPAを購入が条件ですがオリジナル盗難保険をアプリから申込みも可能です。
置き配バッグOKIPPAの盗難保険
宅配業者さんがOKIPPAに荷物を入れる場合、バックのファスナーを開けられないようにする南京錠でロックしてくれます。
もし、悪い人がいて商品を盗むなど考えた場合、バッグを切り裂くか南京錠を壊すなど玄関先で時間がかかる作業をしなければいけないので中身を持っていかれる心配は少ないと言われています。
それでも購入した商品だから手元に届くまで安心しておきたいという方は、30日で100円の保険を荷物管理OKIPPAアプリから加入しておけば上限3万円まで補償が受けられるので検討してみてください。
- 玄関のドアノブに掛けておくだけで再配達の悩みを解決できる置き配バックも魅力的だけど盗難が心配という方は、戸建て用宅配ボックスコンボCTNR4020おすすめです。
- 宅配業者がセットされたシャチハタを押印してくれるので不在でも荷物を受け取れることが可能です♬
設置方法について
置き配バッグのOKIPPAの設置方法について紹介します。
- 専用ロックと南京錠の暗証番号を設定します。
- 南京錠をバッグのファスナー部分に取り付けます。
- バックを4つ折りにして専用ロックにつなぎます。
- 専用ロックのワイヤーで玄関のドアノブなどに固定します。
宅配業者の配達員の方、すべてに置き配バックOKIPPAの周知が出来ているわけではないのが現状です。
※置き配バッグに商品を入れてもらうように重要なポイントを紹介します。
インターホンに付属のシールを貼っておくことでOKIPPAに荷物を入れてもらうこと。
Amazonや楽天市場を利用する際には、備考欄に『OKIPPA預入希望』と追記すること。
配達員向けの説明書をバッグの中に入れておくとどんな方が宅配に来ていただいても対応してくれます。
コンビニ受け取りよりも有利な理由
設置方法が簡単で盗難保険も30日間で100円の掛け金で上限3万円までの補償が受けられるならコンビニ受け取りよりも有利だと感じました。
Amazonなどの通販を利用するのは、家電量販店よりも安く実店舗に行かなくても購入できることです。
ただ、受け取りに関しては宅配共働き夫婦だと不在にしていることが多いことで再配達希望したり一人暮らしの女性だと対面で受け取りたくないこともありコンビニ受け取りを利用している方がいます。
家に帰宅後、最寄りの指定したコンビニに商品を取りに行く手間がありデメリットもあります。24時間営業のコンビニが減るというニュースで取り上げていますのでいつでも受け取ることが難しいと考えます。
OKIPPAがあれば対人で受取が難しい状況でも玄関に設置しておくだけで商品が手元に届く。大型のポストのようなイメージで利用が出来るのでコンビニ受け取りよりも有利な理由と言われています。
ネット通販の利用者が増え宅配便の取扱個数が急激に増えている今宅配クライシスの社会問題にも直面しています。負荷の大きな再配達を防止できるというメリットも置き配バックのOKIPPAならあります。
今後の課題について
置き配バッグのOKIPPAのレビューを確認してみたところ置き配の指定場所は、玄関としたところバッグに購入した商品を入れてもらえず玄関の横の室外機に置かれていた。マンションの宅配ボックスに投函されていた。など事例としてありました。
2019年に日本郵便とAmazonが協力して置き配バッグ利用を推進していますが配達員の方々に周知されていないこともあります。宅配業者は、地域ごとまわることが多いので不在の場合は、置き配バッグOKIPPAを利用したいので入れてくださいと伝えておくといいと思います。設置方法で紹介した3つのポイントを実践しておけば配達員の方に伝わり対応してくれると思います。
まとめ
今回は、発売から1年で累計13万個が売れた置き配バックのOKIPPAをレビューしました。
設置方法が簡単なこと。専用アプリで配送状況の一元管理が出来ること。30日で100円と安い掛け金で盗難保険にも加入出来て安心な置き配バックのOKIPPA。
配送の指定時刻に間に合わない。朝早く起きれなかったり入浴中でAmazonで購入した商品の受け取りが直接出来ない。女性の1人暮らしで対面で受け取りたくないなどの時におすすめです。
通販利用者が急激に増えていることから配送ドライバーが不足する宅配クライシスも社会問題となっており玄関にかけたバッグに入れるだけですむOKIPPAで再配達を依頼せずに済みます。
利用者が多いと言われているAmazonユーザーにとっても宅配業者にとって再配達は大きな悩みとなってます。置き配バッグについて周知できればうれしいです。
吊り下げ式のOKIPPAもオススメです。